サロンはリップ系サービス主体の「ピンクサロン」(通称ピンサロ)と、
和風の「個室サロン」の2つに大別される。
キング・オブ・フーゾクといえばソープランドだが、
激安風俗の帝王といえば、やっぱりサロンであろう。
外国にもSMやソープなど、サロン以外の風俗では似たものがあるが、
サロンだけは未だ存在し得ない。日本独自の風俗である。
それ故に、外国人男性には「フェラチオハウス」と呼ばれている。
サロンでは、キス、フェラチオ、
シックスナインといったサービスを座席シートの上で楽しめる。
女のコのサービスは、マンツーマンの密着方式と、
花びら回転の2通りのパターンがある。
一方、個室サロンは、埼玉・西川口で確立されて市民権を得た和風風俗。・br>
6畳ほどの個室の中で、座布団か薄い布団の上で双方全裸でプレイ。
キス、フェラチオ、シックスナイン、
全身リップなどのサービスはあるにはあるが、
女のコによってまちまち。普通、シャワーが無いのがサロンで、
そこがヘルスと決定的に違うところだが、西川口では、
「個室サロン」と謳っていてもシャワー付のところもある。
サロンの歴史は、1950年代に登場したピンクキャバレーにまで遡る。
基本的にはキャバクラと同じ飲み屋系に分類される。
だから他の風俗と異なり、キャバレー営業か料理店営業で営業許可をとっている。
ピンサロでは「花びら回転」か「マンツーマン」か?
花びら回転は、複数の女のコが次々交代でサービスしてくれるので、
色々なタイプの女のコのサービスが1回の遊びで味わえるのが特長。
だが、気に入った女のコとじっくりというわけにはいかない。
マンツーマンなら最初についた女のコがフィニッシュまで導いてくれ、
時間終了まで応対してくれる。
しかし、後者であっても、指名のコに他の客から指名が入ってしまえば、
指名した客と掛け持ちサービスするところも。
これでは、じっくりお目当ての女のコと遊べない。
どんなエッチな体験ができるのか?(ピンクサロンの場合)
ボーイに案内されて2人掛けのボックス席に座ると、5分ほどで女のコ登場。
→隣にピッタリからだを密着した状態で腰掛ける。
ピンサロは飲み屋に射精サービスがプラスされたもの。
まずはオーダーした飲み物(水割り、ビール、ウーロン茶、コーラなど)を
口にしながら、女のコとしばし世間話。
で、お手々を拭き拭きして、いよいよプレイ開始。
→女のコはパンティを脱いで、スカート1枚から全裸になって、
まずは挨拶のディープなキスを絡ませてくる。
→キスを解いたら、彼女のオッパイを舐め舐め。
→ここで彼女はキミのズボンを脱がしにかかり、おしぼりでペニスを拭き拭き。
スキンを被せて、またはナマで亀頭や裏筋舐め、玉吸いの開始。
広めのボックスならシックスナインをキメてお互いの陰部を舐め合うことも。
→ここで巨乳のコだったら陰茎をパイズリして貰う。素股をしてくれる店も。
大概はフェラチオで発射、ドピュ!(花びら回転では、
このあと1〜3人の違う女のコがサービスしてくれ、時間内何発でも発射OK)
→一旦、女のコは控室に戻り、着替え、うがい、化粧直しなどをする。
→女のコ(花びら回転のお店なら、指名した最初のコ)が戻ると、フラワータイム
(あと5分で終わる合図)のコールが聞こえる。
しばし話をしていると、ボーイが終了を告げに登場(または場内放送)。
→キミは女のコに出口まで見送られて、退店する。
料金はいくら位?
リーズナブルな料金がウリの「ピンサロ」。完全パック前金制の店で、
30〜40分、四千〜一万円が相場。指名科が千〜二千円。
三千円ポッキリの格安店の場合、指名科二千円を支払って初めて遊べたりする。
よって、ピンサロは最低五千円が相場といっていい。
中には三千円ポッキリで本当に遊べる店もあるにはある。
但し、サービス時間は15分だったりするのだ。
3Pコースは倍料金。飲み物のうち、例えばビールだけは別料金(千円)だったりする。
西川口の個室サロン(西川口流)の方は、
相場が30〜45分で六千円〜一万七千円の指名科二千円だ。
支払いは、いずれもフロントで全額を支払う「完全パック前金制」である。
また、サロンはソープやヘルスのように事前に電話して、
指名する女のコとプレイしたい時間を予約できないのが普通(稀に予約できる店もある)。
なので、店に行ってから予約することとなる。まず希望する女のコを予約し、
出直して再び来ることになるのだ。問い合わせは電話で行う。
女のコの出勤を確認したり、料金を電話で確認する。
早番は昼12時から夕方18時、遅番は18時からラストまでと分かれているので、
お目当ての女のコの出勤時間を予め確認してから、サロンへ行った方が確実といえよう。
[サロンの生い立ち]
1965年前後のキャバレー大流行の果てに出現したピンクキャバレーが原形。
現在のピンサロの形態はこの頃に完成された。当初、サービスは女のコへの
おさわりのみで、フィンガーサービスが登場して、その後完全に風俗化した。
1980年まで戦国時代が続き、やがて口内発射できるフェラサービスが新登場。
で出現したのが、花びら回転や3P店。一気にハードサービスの風俗となり、
≪引用文献:中尾中也(野望の帝国専属)著「はじめてのフーゾク」(ゴマブックス社)より抜粋≫